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気分で更新します。

ヲタク氏のイヤホン・ヘッドホンレビュー 第二回「K340」

ご無沙汰しております。

気が付けば5月も もう終わりです。

気温が日に日に上がり、昼間は蒸し暑く感じます…。

ブログをご覧の皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

 

私事ですが、最近お仕事で

ポカをやってしまうことが多くなりまして、

ちょっと落ち込み気味です。

これまで失敗をしていなかったわけではないのですが、

少しずつ仕事内容の重要度が上がってきまして…。

一つの失敗の影響が大きくなった、とでも言いましょうか。

これまでは何でもなかったミスでも、

今では大きな失態に繋がるようになり、

自分の仕事の大切さ・責任を感じております。

 

さて、それはそれとして、

気の向くまま始めたこのレビュー記事の第二弾でございます。

お待たせいたしました!

今回紹介するイヤホンは・・・コレ!!

 

 

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言わずと知れたオーディオメーカーAKG」の「K340」です!!

記憶では約8年前に発売したものですね。

当時の値段は13,000円程度だったと思います。

 

K340についてまず注目したいのは、

上の写真のハウジング裏に隠れているコレ。

 

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さてこれ、なんだと思いますか?

現代のイヤホンにも似たようなものは付いてますよね。

それがヒントです。

 

 

 

 

実はこれ、ボリュームコントローラーなんです。

…勘違いしないでほしいのですが、

もちろんスマホ対応のイヤホンではありません。

ここをいじっても、スマホの音量調節画面は表示されません。

もっとアナログなものなんです。

これを思いついた人、すごく頭いいですね。。。

 

外側の「AKG」ロゴが書かれている部分が上下にスライドするのですが、

それで抵抗値を調整しているようで、これだけで即座に音量が変わります。

ついでに音質も変化しちゃいます。

ほんと、オーディオって面白いですね!

 

 

さて、前置きはほどほどに音質の話をしましょうか。

 

このイヤホンを初めて視聴した際の率直な感想は

「うわ、うるさい」

だったと思います。

なにせこのイヤホン…というか「AKG」の商品は大体そうですが、

迫力ある低音に加えてキレッキレの高音…

つまりすご~くドンシャリなんです。

…いえ、ドンシャリというよりはバン シャリンという感じですかね。

ドンシャリとは?

全体のバランスが低音と高音に偏っているさま。

低音はドン、高音はシャリっと鳴る様子。

 

 

似たような傾向の音作りをするメーカーに

audio-technica(通称オーテク)という糞イヤホン量産メーカーがあります。

オーテクのイヤホンは軒並み低音に深み・迫力がなく、

高音も耳に配慮してなのか、かすれ気味でつまらない音が鳴ります。

クリアな音作りと言えば聞こえはいいかもしれませんね。

確かに間違ってはいないでしょうが、

八方美人な日本人の特徴を表現されているかのよう。

これまで何度も、オーテクの新製品が出るたびに

今度こそはと期待して視聴をしてきましたが、

私はまったく購買意欲がわきません。

 

オーテクの批判はさておき、AKGはどうなのよ、という話。

一言でいえば、AKG耳に攻撃的なサウンドが特徴です。

モニターサウンドがお好みの方は一聴して「合わない!」と感じると思います。

私も昔から正直ドンシャリは得意ではない たち です。

じゃあなんで買ったんだ、となるわけですが、私も正直分かりません(笑)

ただ、今このイヤホンを聴く限り、買わなければ良かったなどとは全く思いません。

 

さて、具体的にK340の音の印象を書いていきます。

音場は狭く、楽器やボーカルはかなり近くで鳴ります。

全体的なバランスはドンシャリですが、そこまで極端ではないです。

低音の厚みは程よい感じで、量感豊か。

ドラムのキックのアタック感はかなりあります。

低めのピアノの音やベースなどを聴くと気持ちいいですね。

深く沈み込む、とまではいきません。

無駄にボワつくこともなく、曲をどっしり支えてくれます。

高音はクリアで、どちらかというとカラッとした感じです。

やや遠くから鳴っており、刺さりは気持~ちあるかな~という程度。

他の音に打ち消されることはなく、奥の音もしっかり拾います。

ただこちらは生音よりも電子音が合います。

生音のシンバルや笛楽器は耳当たりが良いのですが、

打ち込み系の音は針のように細く頭に刺さってきます。

個人的にはこれが気持ちいいんですよ(病気)。

さらにこのイヤホン、中音域が低音・高音に負けてないんです。

たかが1万円クラスのおもちゃイヤホンと侮るなかれ、

おもちゃらしからぬ音を鳴らしてくれます。

解像感は並みレベルですが、音がとてもナチュラル。

ヴォーカルはドライ気味ですが、息遣いもしっかり聴こえ、

同世代のS〇NY製品のような機械っぽい音作りとは一線を画しています。

ヴォーカルだけでなく楽器も良い感じ。特にギター。

ダイナミックの恩恵を存分に生かし、かつ依存しすぎない、

分離感と一体感とのバランスがとても良いですね。

一聴でドンシャリとわかる音作りながら、中音も負けていない。

バランスがとても良いイヤホンだと思います。

 

さらにこのイヤホン、先ほど申し上げた通り、

リモコンで音が変わります

音量最大(抵抗最小)で聞くと切れの良いドンシャリサウンドで、

音量最小(抵抗最大)で聞くと高音の量感が抑えられた、

ややウォームなサウンドになります。

人によっては高音が曇ったと感じるかもしれませんが、

私的にはこのぐらいでも良いかな、と思えます。

どちらかと言えば後者のほうが好みなのですが、

ちょっと怖いのでリモコン音量は最大で聴いています。

…お分かりかと思いますが、リモコンの音量を最小にすると

必然的に再生するプレイヤーの音量を大きくする必要があり、

ふとした時にリモコンに触って音量を上げてしまうと、

振動板が壊れんばかりの大音量で爆音が鳴り出します。

実際私が使っている感じだと、

リモコン音量最小のときは、

プレイヤーの音量はほぼMAXでちょうど良いです。

(リモコン音量最大の時はMAXの2/3程度)

 

 

 

…と、ここまで書いてきたわけですが、一つ伝えておきたいことがあります。

このイヤホンがこの音になるまで、

エージングにかなりの時間がかかるということです。

買った当時から上記のようなクリアで迫力があり均整の取れた音を

鳴らしてくれたわけではありません。

先ほども書きましたが、私のファーストインプレッションは「うるさい」でした。

新品の状態では高音の切れ味がかなり鋭く、

ヴォーカルのサ行は刺さりまくり。

曲によっては聞くに堪えない代物でした。

当時は使う場面を分けようと思ったほどです。

それが今では、現代のA(Around)1万円クラスにも負けないような音になりました。

エージングって大事だなぁと気づくきっかけにもなった一品ですね。

買った当時は「やっちまった」感がありましたが、

今思えば「よくやってくれた」と素直に思います。

 

とまあ、今回はこんなところで終わりたいと思います。

また次も気が向いたら書きます。

 

設定で誰でもコメントできるようにした(できてると思います)ので、

このイヤホンなどについてもし気になったことなどあれば、

どしどしコメントに書いてください!

 

ではまたいずれ。ヲタク氏でした。

 

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